このページは、病気の事・予防医学など、動物達に関する事について、
飼い主の皆様にぜひとも覚えておいていただきたい「大切なおはなし」を、いつでもご覧いただけるようにアーカイブ形式にしています。

「あれはどういうことだったかな?」「あの病気ってどういう症状だったかな?」
「フィラリアっていつからお薬を始めるのかな?」「こういう時、どうしたらよいの?」
など、疑問に思った時にいつでもここを開いてご覧ください。

皮膚トラブルの予防

暑い夏がやってきました。今年の夏も猛暑になりそうですね。夏は動物にとっても厳しい季節です。
「熱中症」にも気を付けないといけませんが、皮膚のトラブルも起こしやすい時期なのです。
動物は全身が被毛に覆われているので蒸れやすく、汚れや皮脂などがたまると細菌が増殖して皮膚に炎症がおきてしまいます。
また、気温の上昇にともない、屋外にいるノミ・マダニの数が増え、皮膚に寄生する機会も増えます。
これらの寄生虫は痒みを起こすだけでなく、いくつかの病気を媒介する可能性もあります。
皮膚病の予防、早期発見には日常のお手入れが効果的です。以下、お手入れ方法を説明いたします。

☆シャンプー
皮膚を清潔に保つために、定期的にシャンプーをしましょう。ぬるま湯を使い、すすぎをしっかりしてあげてください。シャンプー成分が皮膚に残っていると、トラブルの原因になります。
また、乾かす時も根元からしっかりと乾かしてください。細菌は、栄養・水分・適温(多くの細菌は、10〜60℃で増殖することが可能で、36℃前後で最もよく発育します。)の3条件が揃うと一気に増殖します。

☆ブラッシング
こまめなブラッシングをおすすめします。春から夏にかけて、下毛が抜け替わります。この抜け毛をとってあげることで毛玉も出来にくく、通気性も良くなります。
特に柴犬やコーギーなどは下毛が多いので、ブラッシングは大切です。ブラッシングをすることで皮膚の異常にも気付きやすくなりますね。

☆寄生虫の予防
ノミ・マダニの予防、駆除をする薬には、皮膚に塗布するスポットタイプのものと内服する錠剤とがあります。効果はおよそ1カ月です。
ノミやマダニは、寄生した動物の血を吸うと同時に、病原体をその動物の体内に入れてしまうことがあります。また、アレルギー性の皮膚炎をひき起こすこともあり、非常に強い痒みや炎症を伴います。
ノミが寄生しているかどうかは、ノミ自体あるいはノミの糞があれば確定できます。被毛をかき分けた時や目の細かいクシですいた時に、ゴマのような黒いツブツブがいくつもあればそれはノミの糞かもしれません。

マダニは、吸血して大きくなると発見しやすくなります。肢や頭、耳、眼の周囲にとり付いて吸血することが多いです。もし、マダニを発見しても無理に取ろうとせず、動物病院にご相談ください。

動物たちは言葉が話せないため、不快感を訴える事が出来ません。私たちがちょっとした変化やしぐさに気づいてあげることが大切です。病状がひどくなる前に治してあげたいものですね。

(写真1)とっても綺麗なオッドアイとロングヘアが自慢の坂本シロちゃんです。
(写真2)お外に出るので、ノミがついてしまいました。黒い点がノミのフンです。
(写真3)こちらもお外に行くとついてしまう、ダニ。これはまだ吸血前です。
犬猫に寄生して生きているときには、脚と触角が長く、これよりも目立ちます。
(写真4)こちらは吸血後のダニ。大きくなっています。血を吸って丸々しています。
*定規の1目盛りは1mmです。

定期的なお手入れと、予防薬で、大切な家族を寄生虫や病気から守りましょう♪

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